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『楽に片づけ、楽に動く仕組みづくり』提案する 福岡ライフオーガナイザーのblog

気がつきすぎて疲れる、なんてことありますか。

ご訪問ありがとうございます。

 

さて、

以下の項目にあなたは、当てはまりますか。

 

・長く人といると、疲れてしまう

・一緒にいる人の機嫌が気になる

・雑なモノの置き方を直したくなる

・痛みや光、音、肌ざわりなど敏感に調節する

 

うん、当てはまる!という方。

もしくは、うちの家族はこれに当てはまるという方に

オススメの本の紹介です。

 

『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる

「繊細さん」の本』

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この本が指す「繊細さん」とは

アメリカの心理学者が提唱した

HSP「生まれつき繊細な人」のこと。

 

5人に1人の割合で存在するそうです。

結構な確率ですね。

 

HSPは性格上の課題ではなく

脳の神経システムの特徴で

生まれもった個性なんだそう。

 

まず、この本の最初の方に

HSPに当てはまるか自己テストがあります。

 

このテストでは、

少しでも当てはまる項目には◯をするでしたので

少し当てはまるものも◯すると

私はHSPということになりました!

(HSPには濃淡があるそうです)

 

確かに自分自身、

繊細さには思いあたることはあります。

 

10〜20代の頃、

場の空気をよくするには

明るく振る舞わないといけないと

自分の力以上に頑張ったり。

 

現状の先を読んで、危険なことが起こらないように

神経を尖らせたり、手をうったり。

 

自分の気持ちは抑えて

素の自分を出せなかったり。

 

そして、ひとり疲れ果ててしまう。。

 

この「空気を読む」「危険を予測して動く」

「自分よりも相手を優先する」は

繊細さのひとつの現れだそうなんです。

 

 

他にも!

今でもそうなのですが、

寝室のエアコンの風の音、電源の光が気になり

エアコンがオンの状態ではぐっすり寝れません。

 

セーターのチクチクが少しでもあったら

そのセーターは着なくなってしまいます。

 

HSPは五感が研ぎ澄まされていて

過敏に刺激をキャッチしダメージを受けるそうなんですね。

 

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HSPは生まれつきの性質と書いてありますが

繊細さを大切にするように教育されたことも

影響するのではないかと私は思います。

 

昭和生まれの私たちは

「気がつくことをよし」とし

「先に気がつかねばならない」と指導されてきました。

 

空気を読み、人の動きに合わせる協調性を持つことを重んじる教育でした。

 

そんな日本人らしい教育が

HSP傾向の人の繊細さに磨きをかけ

いつしか「気がつかねばならない」という枠の中でもがき、

心身ともに疲弊しているのではないかと思います。

 

 

さてさて、こちらの本では

繊細さんが繊細過ぎて大変だと言ってるだけの

本では勿論ありません。

 

繊細さんが疲れすぎず、

自身の持ち味を大切に

元気に生きる方法を教えてくれます。

 

そこが

興味深いところです。

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作者ご自身はカウンセラーであり

繊細さんでもあるので

教えてくれるテクニックはすぐに使える

超・実践的なものばかり。

 

整理収納アドバイザーの私としても

勉強になることはたくさんありました。

 

繊細さんが落ち着いて過ごせる部屋をつくる際には

敏感なセンサーへの刺激を取り除き

「好き」を大切にした空間づくりをすることを

お手伝いできたらいいなと思いました。

 

近ごろ、疲れやすい。。

そんな方にオススメしたい本のご紹介でした。

 

整理収納アドバイザー kozue